仕事中のMacを空けられる?NASで9分37秒の動画を書き出した試運転
動画の書き出しで、仕事用のMacを長時間ふさぎたくない。そこで、手元のUGREEN NASync DXP4800 GTに既存動画の処理を任せてみました。確認できたのは一度の書き出し。NASなら何でも速い、という話ではありません。
編集部の比較・実践提案
写真や完成動画をNASに置くことと、動画を書き出す計算をNASに任せることは別です。今回はMac上の編集ソフトを使わず、NAS側で既存動画の処理を試しました。写真の保管場所としての使い方は、UGREEN NASを使った写真データの置き方で紹介しています。この記事では、動画を書き出す処理をどこまで移せたかに絞ります。
NASを保存先から処理場所へ
試したのはUGREEN NASync DXP4800 GTです。素材、ナレーション、処理手順をNAS側に置き、NAS上で動画ファイルを作成。Macは操作と結果の確認に使いました。
つまり、今回確かめたのは「NASに置いた素材をMacで書き出せるか」ではありません。書き出しの計算もNAS側へ移したとき、既存の動画を最後まで出力できるかです。
4秒のテストで先に詰まりを見つける
いきなり10分の動画を処理すると、失敗したとき原因の切り分けに時間がかかります。そこで最初に、写真を含む4秒の映像を作って、素材を読めるか、音声を扱えるか、ファイルを指定先へ保存できるかを確かめました。
ここで起きたのは、出力先へ書き込めない問題です。実行ユーザーと保存先の権限を調整して解消しました。短い映像は完成時間の予測ではなく、素材の読み込みや書き込みなど、全編に進む前の基本動作を確認するためのものです。
全編は9分37秒。何を計ったか
元の動画は約10分7秒。重複する振り返り部分を約30秒だけ整理し、救助の出来事と結論を残しました。ナレーションを早回しして尺を合わせる方法は使っていません。
| 出力尺 | 9分37秒(日本語・英語の確認用ファイル) |
|---|---|
| 出力形式 | 1920×1080、30fps、H.264映像・AAC音声 |
| 元映像 | 既存の720p素材を再編集して拡大 |
| NAS側の処理時間 | 約16分13秒。書き出し、互換性確認、全編読み込み検査などを含む |
| 含まないもの | 素材の移動、人の操作・確認時間、初回の環境準備 |
この数字は、その素材と設定で一度動かした記録です。NASの性能を比較するベンチマークではなく、新しい画像や音声を作る生成工程も含みません。外部AIによる新規生成は行っていないため、今回の映像処理に新しいAI生成費用は発生していません。NASの電気代は計算していません。



処理が終わったことと、公開できること
出力した動画は、尺・解像度を確認し、映像と音声を最後まで読み込めるか検査しました。冒頭や編集点、途中の画面、結末も静止画で確認しています。
一方、通常の速度で音声を含めて全編視聴する確認は終えていません。語りと映像の意味が合っているか、テンポや音量が自然か、最後まで気持ちよく終わるかは、人の確認が必要です。ファイル検査に合格したことを、そのまま公開可能の判定にはできません。
自分の環境で試す前の確認
- まず数秒の短い素材で、読み込み・音声・保存先を確かめる
- 出力尺、解像度、フレームレート、音声形式を先に決める
- NASの利用者とフォルダ権限を、読み込み・書き込みに分けて確認する
- 処理時間には何の工程を含めたか記録する
- 機械検査のあと、通常速度で全編を見て公開を判断する
NASへ動画処理を任せれば、どんな素材も同じ速さで書き出せるとは限りません。今回の試運転で分かったのは、既存の一本をNAS側で処理し、Macで結果を確認する工程を動かせたこと。次に新規生成や定期運転を考えるときも、工程ごとに成功条件を分けて記録するのが現実的です。
撮影後にスマホからSSDを経由してNASへ保存する流れは、SmallRig SSDを使った撮影後の保存手順で紹介しています。保管や転送に加えて、処理まで任せたい場合は、まず短いテストから試してみてください。
この記事は2026年9月の試運転記録に基づきます。処理時間は一回の実測で、他のNASや素材の性能を保証するものではありません。英語音声を含むファイルも技術確認用に出力していますが、YouTubeの多言語音声登録や英語版の映像・画面づくりを検証したものではありません。
取材・検証の範囲
2026年9月20日にUGREEN NASync DXP4800 GT上で実行した一回の既存動画試運転記録と技術検査結果に基づきます。
NAS一般の速度比較ではなく、新規AI生成、NASの消費電力、人の操作時間を測定していません。完成物の通常速度での全編視聴も未実施です。
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HITORIBA
